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築山と園路
庭などに造られた人工の山を築山と言いますが、この「山」の解釈は少しあいまいです。
峰のはっきりしたもの、○○山と名付けられたものについてはほとんどの人が山だとみなしますが、高地のような地形や、谷の両側の盛り上がりは築山と呼ばれないこともあります。
築山と呼ばれないものも含めれば、土を盛り上げた人工地形はもっとたくさんあり、形態も使い方も色々です。
築山と路の関係色々
上段左: 登る 上段中: 尾根路 上段右: 谷に橋 下段左: 谷路 下段中: 山に圧迫される路 下段右: 網目状の路と築山
築山への登り方
まっすぐ登るのは路がコンパクトに収まり、路を見せるのも隠すのも自由。折り返しながら登る路は山路らしく見える。螺旋状の路は兼六園に例があるが意図は不明。
高地状の築山
峰がはっきりしない築山。 路が高所にある。 縮景園
谷地形
築山と呼ばれないことが多い気がするが、路の両側に土を盛って谷路をつくっている。岡山後楽園
谷地形
築山に挟まれた路 [衆楽園]
築山に橋
左右に築山を築いて、間の谷に橋を架ける。ただし注目されるのは橋の方。路が立体交差しているように見えるが、橋の下のが本当に路かどうかよくわからない。 玄宮園
築山に橋
複雑な築山の谷部分に橋を架けている
小さい丘の群れと網目状の路
陰影のついている部分が築山。黄色っぽい部分が路。栗林公園の古図
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