top of page

梅小路公園朱雀の庭

京都市の梅小路公園にある朱雀の庭は平安遷都1200年記念事業の一環として1994(平成6)年に造られました。伝統的な技法(飛泉障りの木など)を使用する一方、棚田か石灰華段のように並んだごく浅い池など、随所に新しい試みを取り入れています。庭は建物と一体であり、建物の2階から庭に出て庭の外周を廻りながら降りるようになっています。この動線は個人的ポイントです。

南西側が高くなっていますが、これは隣接するJR線の高架を隠すためかもしれません。

池の汀線は曲線的に出入りしています。

朱雀の庭平面図

朱雀の庭の私的まとめ

・建物と一体になった入り口や周りながら下りる園路などほかにない設計上の特徴がある。​棚田か石灰華段のような池も面白い。

・出入口は二階にあり出口専用の門は地面の高さにあるので、上から下へらせん状に下りる動きが感じられ…なくもない。

・野筋がよく見える

・南西側が高くなっているのは高架を隠すためかもしれない。庭というものが立地に縛られていることを考えさせられる。

bottom of page