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兼六園
広い範囲で傾斜し、山歩きの雰囲気がある庭
自然の地形を利用した庭。兼六園は細長く伸びる台地の先端近く(ちなみに先端が金沢城)にあり、台地上の平らな場所と台地の斜面を利用しています。
瓢池付近の坂
兼六園には自然の傾斜があり、瓢池は坂の下。この辺りは木も茂って薄暗く、いわゆる「蒼古」の趣きがある。
翠滝と瓢池(台地斜面)
瓢池には滝が落ちているが、この水は台地上の霞が池からきている。
霞が池(台地上)
瓢池から、木の間の路を上っていくと池のほとりに出て視界が開ける。「坂を上ったところに」池があるのは珍しい。
山崎山付近
台地上の平らな土地に築山を築いている。この辺りに園内の水源がある。かなり自然風
写真提供:金沢市
兼六園には山崎山、栄螺山という2つの築山があり、どちらも高さ8mほどで木に覆われ山の形はよく見えません。ただし似ているのはここまで。山崎山の路が山道の様に折り返しながら登る路なのに対して、栄螺山の路はらせん状になっています。
兼六園の私的まとめ
・自然の高低差があり、広い範囲で傾斜している。木も多いので山の雰囲気
・坂を上ったところに平地があり曲水があるのは庭園としては珍しい
・自然の高低差+8mの築山で、高低差は15m以上ある
・園内に自然の高低差がある子とを利用して滝や重力式噴水を造り、また台地の上と下で雰囲気を変えている
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