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天龍寺庭園
天龍寺の曹源池庭園は南北朝期に造られた禅宗寺院の庭園。ただし池はそれ以前からあった浄土式庭園の池を利用したと言われています。
浄土式庭園の池を再利用したため庭園は方丈の西にあります。方丈のすぐ西が平地、その西に池、池の西に山。つまり建物から見ると池の向こうが山という配置で、この配置はこれ以降もたびたび見られます。
池の西に平地は無く、山が直接池に落ち込んでいます。池の南には山に入る路があり、山を少し歩いてから池の北に下りることができます。
上から見た曹源池庭園
全体配置を示す。方向のそろった2つ(3つ?)の半島も見える。半島の付け根や間に洲浜状曲線(砂浜をデザイン化したような曲線)が見える。
池の北東部の岸から見た半島
写真中央に長い半島、左に小さい半島が見える。
方丈前から見た半島
この位置からだとさらに細長く見える。この半島は池の風景に変化や奥行きを持たせるものだと説明されている。
池の北から方丈(南東)を見る
池の周囲に築山などは無く、池が良く見える。水辺の処理は石組とそうでない部分があり、半島部は石組が多い
西の山
山の斜面を利用した滝石組がある。この石組は方丈の正面にあり、方丈から見ることを想定したと思われる。
山の路
景物は特にない
天龍寺 曹源池庭園まとめ
・配置は東から方丈、平らなスペース、池、山。
・池の方丈側に顕著な半島がある。
・方丈から見て正面に、山の斜面を利用して滝石組がある
関連サイト
天龍寺庭園-国指定文化財等データベース
アクセス
京福電鉄嵐山線. 「嵐山」駅下車前
JR嵯峨野線. 「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩13分.
阪急電車. 「嵐山」駅下車 徒歩15分.
市バス 11、28、93番で「嵐山天龍寺前」下車前
京都バス 61、72、83番で「京福嵐山駅前」下車前
立地
小倉山(亀山)の山麓から東斜面にかけて
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