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慈照寺庭園
【全体配置】
東山の山際にある慈照寺は、西の平らな部分と東の山の部分の二段になっています。
市街に近い西側の平らな部分に本堂や東求堂などの建物群があり、建物群の南に開けた場所があってここに池や銀沙灘などがあります。銀閣は他の建物とは微妙に離れて池の西にあります。
一方敷地の東部は山になっていて、急傾斜の石段で登ることができます。途中、発掘された石組を見ることができます。
【アプローチ】
慈照寺のアプローチは興味深いものです。まず総門は敷地の北西部にありますが、本堂周りを見ると南が正面になっていて食い違いがあります。
そのため、総門を入った来客は真っ直ぐ50mほど南に進むことになります。いわゆる銀閣寺垣のある場所ですが、ほぼ路と両側の垣しか見えず、建物や庭の主要部は見えません。突き当りを左に曲がると中門がありますが、これも曲がり角に近づくまで見えません。
【その他】
・庭石は青石の割合が高いです
・東の山の急傾斜なところはじつは断層崖です。
本堂前から見た銀沙灘
銀沙灘は本堂の前にある。ここは禅宗寺院では伝統的に白砂の広場があったところだ。
東にある山
急な山で、園路は階段が多い
山からの眺望
東から見る。本堂の南に銀紗灘、園の西部に銀閣があることがわかる。本堂まで60m程度の水平距離で本堂を見下ろすということはかなりの急傾斜だ。
慈照寺庭園 私的まとめ
・総門から庭園までのアプローチに折れ曲がりの技法が使われている
・山地部分と池を含む平地部分とに分かれ、池の周りは平ら
・山の部分は急傾斜で階段が多い。
関連サイト
銀閣寺-臨済宗相国寺派
慈照寺 (銀閣寺) 庭園-国指定文化財等データベース
アクセス
市バス「銀閣寺道」から徒歩10分
立地
山麓から山の斜面にかけて
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