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鳥居、祠、お堂
古い海外映画などに出てくる「日本」で庭に唐突に鳥居が建っていることがあります。奇妙に見えますが、実は鳥居があること自体はおかしくありません。広い日本庭園の中には神社や祠が建っていることも多いからです。おかしいのは、神社も無いのに鳥居だけを飾りの様に使う点です。
神社だけでなく園内に仏堂を建てることもありました。
大名庭園の中には、園内の祠に周囲の住人が参拝するのを許していたところもあります。大きな庭を造る際に、以前からあった祠をとりこんでしまったのかもしれません。
兼六園 鶺鴒島
鳥居の額には「三社」と彫られていたそうだが判読できない。
中津万象園 石投げ地蔵尊
桂離宮 園林堂
八条宮家代々の位牌と画像を安置していた
後楽園 慈眼堂ゾーン
中央の門とお堂は慈眼堂。右の鳥居は由加神社
小石川後楽園 得仁堂
神仏でも先祖でもなく、感銘を受けた人物を祀るという例。
大橋家住宅(岡山県)の祠(左端)
商家や農家の庭でも、庭のどこかに祠のある場合がある。
上芳我邸の庭
やや右に祠が見える
旧広瀬邸南庭の仏堂
広い敷地を持つ豪邸であり、仏堂も本格的なものがある
並河靖之邸
庭の隅にある小さなほこら
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