2023年9月17日
福山城内の福寿会館庭園は天守閣が借景
【福寿会館について】 福山城内にある福寿会館はもともと昭和初期に個人 (安部和助という海産物商) の別荘として建てられ、現在は福山市の施設となっています。 【敷地と建物】 福寿会館があるのは福山城公園の北東部 (旧二之丸下段北側)...
2022年4月6日
盤泉荘庭園にバイタリティを感じる
[真似ではなく、内から出てくるものを] 渋いばかりが日本庭園ではない。真似ではなく自分の中から出てくるものを表現するなら、バイタリティある人はバイタリティある庭をつくるべきだろう。今回紹介するのもそんな庭。施主に似合っているかを語る前に、まずは施主についてみておこう。...
2021年11月21日
鳥取家住宅庭園
<古民家に泊ろう> 香川県三豊市にある鳥取家住宅(とっとりけじゅうたく)は、この地方の庄屋だった鳥取家が明治前期から昭和期にかけて建てた建築群。2021年に国の登録有形文化財に指定された。 庭園は「新座敷」と呼ばれる客用建物周辺にある。...
2021年9月23日
栗林公園(北庭)
北庭は明治以降に公園として、つまり不特定多数が利用する前提で整備されたという点で南庭とは様子が異なっています。北庭の改修には須磨離宮の庭を設計した福羽逸人(ふくば はやと/いつせん)、新宿御苑の造営に携わった市川之雄(いちかわ ゆきお)などが関わりました。 【北庭の歴史】...
2021年8月20日
いかしの舎(旧寺山家)の庭
岡山県早島町にある「いかしの舎(いかしのや)」は明治期の大きな商家を改装した観光施設。もとになったのは畳表などの問屋を営んでいた寺山家の建物で、早島の代表的な町家です。長屋門、主屋、蔵などが保存されています。 早島町はかつて畳表に使う「いぐさ」の大産地でした。...
2021年7月14日
琴平町公会堂庭園
長い石段で知られる「こんぴらさん」こと金刀比羅宮の表参道から左の脇道に入り金丸座へ向かって歩いていくと、すぐに幅広の階段が見え、上ると大きな木造日本建築がある。 これが1934年に建てられた琴平町公会堂(ことひらちょうこうかいどう)で、国の登録有形文化財(建造物)にしていさ...
2021年7月7日
旧広瀬邸庭園
【旧広瀬邸について】 旧広瀬邸は住友財閥の初代支配人であった広瀬宰平 (ひろせ さいへい1828 - 1914) の邸宅。広瀬は別子銅山の近代化を通じて日本の近代産業に貢献しまた住友グループの基礎を築いた人物ですが、その邸宅は銅山のある山の麓にあり、新居浜市...
2021年7月7日
披雲閣庭園は迎賓の庭
【披雲閣について】 香川県高松市、高松城(別名玉藻城)三の丸に建てられた披雲閣(ひうんかく)は、大正6年完成の和風豪邸。造ったのは江戸時代に高松城主だった松平家ですが、旧大名家が近代になって城内に屋敷を作ったという珍しい例になっています。...
2021年7月6日
吉城園
吉城園(よしきえん)は奈良県奈良市の日本庭園。苔が美しい。 この場所は古くは興福寺の子院の摩尼珠院(まにじゅいん)があったと伝えられているが、明治時代には民間の所有となり、大正時代に現在のような庭と建物ができた。この時期に建てられた住宅(旧正法院家住宅)と離れ茶室は奈良県の...
2021年6月29日
大原家本邸で倉敷の名家を学ぶ
【大原家住宅について】 大原家住宅(おおはらけじゅうたく)は大原美術館で有名な大原家の本邸で、江戸時代後期の主屋や江戸時代末期の蔵など10棟が重用文化財に指定されている。倉敷美観地区の、大原美術館向かい、倉敷川沿いにあり、美観地区を訪れたことがある人なら知らないうちに目にし...