2023年1月15日
天授庵庭園_再訪
天授庵庭園は路も面白い 以前にも書いたが、天授庵庭園はそれ程大きくない庭ながら路が面白い。園路の写真を撮ろうと再び訪問したので、天授庵の道順に沿って説明したい。 【天授庵庭園の路】 見学者は敷地の北から入り、方丈の北脇にある切石の通路を通って東に進む。路の脇は苔地になってい...
2021年7月15日
依水園
【概要:前園と後園】 依水園(いすいえん)は奈良市の東寄り、東大寺の近くにある国指定名勝の日本庭園です。 江戸時代に作られた前園と明治時代に作られた後園という、時代や趣の違う2つの部分をあわせて依水園と呼んでいます。面積は合計で約11,000平方メートル。 【前園】...
2021年7月14日
庭のあるカフェ: 苔筵
<棚田から苔庭へ。日本社会の変化を象徴> ギャラリー喫茶 苔筵(こけむしろ)はしっとりした苔庭のある癒しのカフェ。2021年1月下旬に訪問した。残念ながらコロナ禍のためカフェは臨時休業していたが、庭は見学できた(その後営業再開した模様)。本来は庭を見ながらカフェで食事するこ...
2021年7月6日
吉城園
吉城園(よしきえん)は奈良県奈良市の日本庭園。苔が美しい。 この場所は古くは興福寺の子院の摩尼珠院(まにじゅいん)があったと伝えられているが、明治時代には民間の所有となり、大正時代に現在のような庭と建物ができた。この時期に建てられた住宅(旧正法院家住宅)と離れ茶室は奈良県の...
2021年7月5日
桂離宮
今夜見る 月の桂の 紅葉の 色をば知らじ 露もしぐれも 智仁親王 【前説】 京都市街の西にある桂離宮(かつらりきゅう)は江戸時代初期に皇族の別荘として造営されました。庭園は江戸時代からすでに高名だったようで、小堀遠州の子孫が拝観を願い出たというエピソードがあります。書院群...
2021年6月30日
臥龍山荘で数寄の世界にふれる
【臥龍山荘について】 愛媛県大洲市にある臥龍山荘(がりゅうさんそう)は明治時代に建てられた貿易商の別荘で、3つの建物が重要文化財に指定されています。2011年にはミシュラン観光ガイドに1つ星で掲載されました。 【地形・配置】...
2021年6月29日
大原家本邸で倉敷の名家を学ぶ
【大原家住宅について】 大原家住宅(おおはらけじゅうたく)は大原美術館で有名な大原家の本邸で、江戸時代後期の主屋や江戸時代末期の蔵など10棟が重用文化財に指定されている。倉敷美観地区の、大原美術館向かい、倉敷川沿いにあり、美観地区を訪れたことがある人なら知らないうちに目にし...
2021年6月22日
詩仙堂庭園
<引退後、趣味に生きる> 【詩仙堂を建てた人:石川丈山】 詩仙堂(しせんどう)を建てた石川丈山は安土桃山時代から江戸時代にかけての武士、文人。江戸時代初期の代表的な漢詩人。 徳川家康に仕え大坂夏の陣にも参加した武士だったが、訳あって早く引退し、引退後の住居として洛北の一乗寺...
2021年5月31日
三瀧寺境内の苔と斜面と紅葉
【三瀧寺について】 紅葉の名所として知られる三瀧寺(みたきでら)は広島市の西部、宗箇山(そうこやま)中腹にある真言宗寺院です。山の名前は茶人で戦国武将の上田宗箇がこの山に松を植えたことにちなみます。 【三瀧寺境内について】...
2021年5月31日
京極庵「山里の庭」でしっとり落ち着く
[広すぎず狭すぎない空間と、たっぷりの下草] コロナ禍で遠方に行けない日が続いているので、近場を改めて見直すことになっている。「この近くまで来たことあるのに全然気づかなかったなぁ」「知っているようで知らないものだなぁ」と思うことが多い。今回紹介する京極庵(きょうごくあん)も...