2023年2月17日
天水分「豊稔庭」と豊稔池ダム
[その人と、その場所にふさわしい庭園を] ダムをモチーフにした珍しい庭園(名前は「豊稔庭」)があるというので行ってみました。行ってきたのは香川県観音寺市の古民家レストラン「天水分」(あめのみくまり)。なぜダムなのか?それはこの古民家の元住人であり店主の祖先でもある加地茂治郎...
2022年10月19日
高知県立牧野植物園
[みどりの塔は異空間] 【庭園的みどころ】 植物園(botanical garden)であるから植物を見ながら歩けるような場所が多い なかでも庭園らしいのは南部にある50周年記念庭園で、起伏のある地形を生かした回遊式の池泉庭園となっている。公式サイトによるとこの辺りはもとも...
2022年7月10日
本芳我邸の庭に内子の栄華を見る
[木蝋産業の栄枯盛衰][庭の一部のみ公開] 庭園というのはかつて富裕層限定のものだったので、何者の家に庭園があるかをみればその土地にどのような産業があったかがわかることもある。愛媛県内子町の場合主要産業は木蝋生産であり、木蝋生産で財を成した芳我(はが)家という一族がいる。以...
2022年6月23日
木蝋資料館 上芳我邸
[内子の中心的旧家がそっくり保存](室内も撮影可) 【上芳我家と上芳我邸について】 上芳我(かみはが)家は内子の旧家の1つ芳我(はが)家の分家の1つで、本家(本芳我家)とともに木蝋製造で栄えた。名字としては芳我なのだが、本家や他の分家と区別するため上芳我家と言い習わしている...
2022年4月24日
庚申庵史跡庭園(フジの季節)
庚申庵史跡庭園(こうしんあんしせきていえん)には樹齢200年の大きなフジが1本あり、花の時期には見物客でにぎわう。 ここは江戸時代の俳人栗田樗堂(くりたちょどう)が1800年(寛政12年)に建てた草庵だ。現在樗堂の名はほとんど知られていないが、当時は俳人仲間の間で全国的に知...
2021年11月7日
野崎の記念碑はオベリスク×日本庭園
岡山県倉敷市児島地区にある野崎の記念碑こと野崎武左衛門翁旌徳碑(のざきぶざえもんおうしょうとくひ)は、塩田王と言われた野崎武左衛門の記念碑。周囲が庭園となっている。 武左衛門は江戸時代後期の実業家で、児島を含む岡山県南部で大規模な塩田開発を行い、日本有数の塩田地主となった(...
2021年10月31日
旧閑谷学校
石塀と軸対象と備前焼と 閑谷学校(しずたにがっこう)は1670年台に開かれた、日本初の庶民のための公立学校。特別史跡。敷地内のほとんどの建物が、国宝・重要文化財に指定されている。学校に宿舎、聖廟(孔子をまつる)、神社(創設者を祀る)が付属していたが、宿舎以外は現存している。...
2021年7月26日
西爽亭で幕末の玉島騒動を知る
【西爽亭(旧柚木家住宅)について】 岡山県倉敷市の玉島エリアにある旧柚木家住宅 (きゅうゆのきけじゅうたく) は玉島の庄屋、柚木(ゆのき)家の住宅です。玉島は備中松山藩の飛び地であり、柚木家は備中松山藩主が領内巡回の際に立ち寄る屋敷でもあったので、藩主のための部分(御成門、...
2021年7月7日
旧広瀬邸庭園
【旧広瀬邸について】 旧広瀬邸は住友財閥の初代支配人であった広瀬宰平 (ひろせ さいへい1828 - 1914) の邸宅。広瀬は別子銅山の近代化を通じて日本の近代産業に貢献しまた住友グループの基礎を築いた人物ですが、その邸宅は銅山のある山の麓にあり、新居浜市...
2021年7月7日
栗林公園
「一歩にして風光相轉じ、園内到る據として各々一風景を成さざる所なく眞ら人をして徘徊去る能はざらしむ」(菊池寛) 【概要】 香川県高松市にある栗林公園(りつりんこうえん)は讃岐高松松平家が造った江戸時代の大名庭園。形式としては池泉回遊式庭園になります。池、築山、園路が複雑に...