2023年12月2日
縁側×庭園 旧鈴木邸の実家感
「この波は 須磨へつづくか 三津の月」正岡子規 【概要】 旧鈴木邸は愛媛県松山市三津にある古民家です。2021年3月に国の有形文化財に登録。2023年現在は民泊やレンタルスペース、曜日限定でおはぎカフェとして営業しています。 庭に面した縁側の席があります。...
2023年9月17日
福山城内の福寿会館庭園は天守閣が借景
【福寿会館について】 福山城内にある福寿会館はもともと昭和初期に個人 (安部和助という海産物商) の別荘として建てられ、現在は福山市の施設となっています。 【敷地と建物】 福寿会館があるのは福山城公園の北東部 (旧二之丸下段北側)...
2023年7月30日
並河靖之七宝記念館と明治という時代
京都東山界隈、大通りから路一本横に入った古い街並みの中に、明治時代の町家が記念館として保存されています。今回紹介する並河靖之七宝記念館です。 【七宝とは?並河靖之とは?】 まずは施設の名前になっている「七宝」と「並河靖之」について説明しましょう。 七宝 (七宝焼)...
2023年5月1日
耕三寺(4)境内の建築と配置など
[対称配置と高低差 ほか] 耕三寺紹介の続き(最後)。耕三寺には未来心の丘と聴聲閣が目当てで行ったのですが、現地に行くとほかにも様々なものが目についたのでここで紹介します。 建築と配置 その他 【建築と配置】 耕三寺中心部の建物群は日光東照宮などの有名建築を模したもので、極...
2023年4月8日
耕三寺(2) 聴聲閣の華美な贅沢
[耕三寺の原点] 「未来心の丘」で有名な耕三寺にある聴聲閣(ちょうせいかく)は、耕三寺の原点とも言える建物です。国登録有形文化財。 【聴聲閣について】 聴聲閣は耕三寺の建立者である耕三寺耕三(出生名:金本福三)が母親のために建てた住居 (1927年着手) ...
2022年6月16日
庭のあるそば屋: 下芳我邸
[利用者向け] 【下芳我家と建物について】 下芳我(しもはが)家は、大洲市の名士である芳我家の分家の1つ。他の分家との区別のため下芳我と呼び習わしている。多分坂の下の平地に屋敷があったためだと思う。芳我家の本家は木蝋製造で財を成したが、下芳賀家は造り酒屋と製糸業に転向してい...
2021年11月21日
鳥取家住宅庭園
<古民家に泊ろう> 香川県三豊市にある鳥取家住宅(とっとりけじゅうたく)は、この地方の庄屋だった鳥取家が明治前期から昭和期にかけて建てた建築群。2021年に国の登録有形文化財に指定された。 庭園は「新座敷」と呼ばれる客用建物周辺にある。...
2021年7月26日
西爽亭で幕末の玉島騒動を知る
【西爽亭(旧柚木家住宅)について】 岡山県倉敷市の玉島エリアにある旧柚木家住宅 (きゅうゆのきけじゅうたく) は玉島の庄屋、柚木(ゆのき)家の住宅です。玉島は備中松山藩の飛び地であり、柚木家は備中松山藩主が領内巡回の際に立ち寄る屋敷でもあったので、藩主のための部分(御成門、...
2021年7月14日
琴平町公会堂庭園
長い石段で知られる「こんぴらさん」こと金刀比羅宮の表参道から左の脇道に入り金丸座へ向かって歩いていくと、すぐに幅広の階段が見え、上ると大きな木造日本建築がある。 これが1934年に建てられた琴平町公会堂(ことひらちょうこうかいどう)で、国の登録有形文化財(建造物)にしていさ...
2021年6月27日
城東むかし町家 (旧梶村家)庭園
城東むかし町家(じょうとうむかしまちや)とは、津山市の城東町並み保存地区内にある商家、旧梶村邸のこと。江戸後期から大正にかけて増築・改修を重ねた建物は国の登録有形文化財に、昭和初期に造られた庭は旧梶村氏庭園(きゅうかじむらしていえん)として国の登録記念物に指定されている。...