6月30日
倉敷 井上家住宅の庭
【前説】 倉敷美観地区とその周辺には、庭のある民家がいくつもあります。 今回はその中から、美観地区最古の町屋「井上家住宅」の庭を紹介します。 【井上家住宅について】 パンフレットによれば井上家の先祖は16世紀末に倉敷に土着し、周辺の干潟(阿知潟)を干拓した一族 。...
2023年3月22日
建仁寺「○△□乃庭」
[ZENな感じがする中庭] 今回紹介するのは「○△□乃庭」。江戸時代の禅僧 仙厓の残した「○△□」という禅画?がモチーフの禅っぽい庭だ。 【仙厓と「○△□」について】 江戸時代の画僧 仙厓は、もともと絵がうまかったらしい。ピカソがそうだったように、仙厓も若いころは正統的な画...
2023年2月26日
太田家住宅の庭で鞆の浦の歴史を偲ぶ
古い港町の情緒を残す町、鞆の浦。 古くから潮待ちの港として栄え、万葉集にも名前が登場します。 吾妹子が見し 鞆の浦の むろの木は 常世にあれど 見し人ぞなき (大伴旅人) 古くから栄えた要因の一つが、瀬戸内海のほぼ中央というその立地です。潮が満ち来る時間帯には東の紀伊水道、...
2022年12月4日
旧佐野薬局(商いと暮らし博物館)の庭
[個人商店の生活と庭] 愛媛県内子 (うちこ) 市にある商いと暮らし博物館(内子町歴史民俗資料館)は、旧商家をそのまま利用し、生活の様子を展示した博物館。大正時代の薬屋の暮らしを人形と当時の道具類を使って再現している 【商いと暮らし博物館について】...
2022年7月1日
松賀屋(旧塩田邸)の庭
塩田地主の屋敷 再生中[不定期公開][利用も可] 松賀屋こと旧塩田邸は香川県三豊市仁尾町にある築100年以上の古民家で塩田地主の屋敷。40年ほど空き家に成っていて荒れていたが、2010年代に再生が始まり2022年時点でも再生の作業が続いている。下の写真に足場が写っているが、...
2022年6月23日
木蝋資料館 上芳我邸
[内子の中心的旧家がそっくり保存](室内も撮影可) 【上芳我家と上芳我邸について】 上芳我(かみはが)家は内子の旧家の1つ芳我(はが)家の分家の1つで、本家(本芳我家)とともに木蝋製造で栄えた。名字としては芳我なのだが、本家や他の分家と区別するため上芳我家と言い習わしている...
2022年6月16日
庭のあるそば屋: 下芳我邸
[利用者向け] 【下芳我家と建物について】 下芳我(しもはが)家は、大洲市の名士である芳我家の分家の1つ。他の分家との区別のため下芳我と呼び習わしている。多分坂の下の平地に屋敷があったためだと思う。芳我家の本家は木蝋製造で財を成したが、下芳賀家は造り酒屋と製糸業に転向してい...
2021年7月3日
金刀比羅宮表書院庭園
「こんぴらさん」こと金刀比羅宮(ことひらぐう)は名勝象頭山(ぞうずさん)の中腹にあり、785段の石段(奥社まで行けば1,368段)で有名。その石段の500段目くらいのところに書院があり、江戸時代には儀式や応接の場所として使われた。金刀比羅宮には文化財建築がいくつかあるが...
2021年6月29日
大橋家住宅で町家の生活と庭を知る
【大橋家について】 大橋家住宅(おおはしけじゅうたく)は岡山県倉敷市に保存されている町家で、主屋など4棟が重用文化財に指定されている。大橋家は水田・塩田開発で財を成した大地主で金融もおこなった。名字帯刀を許され、幕末には庄屋を務めている。...
2021年6月24日
吉田家住宅庭園と假屋崎省吾
[阿波の藍商人の庭] 【吉田家について】 吉田家住宅(よしだけじゅうたく)は江戸時代の商家で、現在は観光施設として有料公開されている。美馬市指定文化財。 吉田家がある一帯はいわゆる「うだつの町並み」。85棟の伝統的建造物が建っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定さ...