

臥龍山荘 不老庵と煎茶趣味
【はじめに】 「茶室(数寄屋)は抹茶を嗜むための空間だ」と考える人は多いと思います。ところが明治時代に造られた数寄屋には茶の湯の型にはまらないものが多くあるそうです。 愛媛県大洲市にある「臥龍山荘」の不老庵もそのような数寄屋の1つ。...
3月15日


瀬戸内海歴史民俗資料館 土地と建築と中庭のつながり
【瀬戸内海歴史民俗資料館とは】 瀬戸内海歴史民俗資料館は、香川県中部、五色台という山塊の上にある人文系博物館。瀬戸内海沿岸11府県の暮らしと文化に関する道具を収集、保存、研究、展示しています。 収蔵品は農村や漁村の生活道具が多く、キャッチーさはありませんが、実物展示が多い博...
1月31日


雪の石谷家住宅とその庭園
【石谷家住宅とその庭園:石谷家について】 石谷家は智頭(鳥取県南部の山地にある)の商家。江戸時代は宿屋を営み、明治以降は山林地主として栄えました。 現在残る石谷家の住宅は大正8年から昭和4年にかけて造営されたもので、部屋数が40、蔵が7つという大邸宅です。主屋、座敷棟、蔵な...
1月24日


披雲閣庭園を室内からも見よう
【はじめに】 香川県高松市、玉藻公園内にある披雲閣庭園は国指定名勝。建物(披雲閣)は重要文化財。 三が日など、披雲閣が公開される日に行けば、本来の視点から庭を見ることができます。 【披雲閣とは】 披雲閣は高松城主だった松平家の子孫が大正時代になって高松城内に建てた別荘です。...
1月11日


倉敷 井上家住宅の庭
【前説】 倉敷美観地区とその周辺には、庭のある民家がいくつもあります。 今回はその中から、美観地区最古の町屋「井上家住宅」の庭を紹介します。 【井上家住宅について】 パンフレットによれば井上家の先祖は16世紀末に倉敷に土着し、周辺の干潟(阿知潟)を干拓した一族 。...
2024年6月30日


粉河寺庭園は美と土木の交わるところ
【前説】 粉河寺 (こかわでら) 庭園は異色の「庭園」です。 普通お寺の庭園と言えば方丈前や書院前にあるものが思い浮かびますが、この庭園は本堂前の石段の両翼にあります。幅50mに対して奥行きは3mしかなく、高さは約3mです。大石をぎっしりと詰め込み、残った隙間にツツジ、マツ...
2023年12月31日


建仁寺大雄苑ほか
2023年 初頭に訪問した建仁寺の記事をいまさら書きます。記事が遅くなった理由は文章に困ったからです。 建仁寺で特に見たかった「○△□の庭」と「潮音庭」の記事はすでに書いているのでそれ以外ということになります。 ・大雄苑 建仁寺の方丈前庭を大雄苑 (だいおうえん)...
2023年10月8日


太田家住宅の庭で鞆の浦の歴史を偲ぶ
古い港町の情緒を残す町、鞆の浦。 古くから潮待ちの港として栄え、万葉集にも名前が登場します。 吾妹子が見し 鞆の浦の むろの木は 常世にあれど 見し人ぞなき (大伴旅人) 古くから栄えた要因の一つが、瀬戸内海のほぼ中央というその立地です。潮が満ち来る時間帯には東の紀伊水道、...
2023年2月26日


本芳我邸の庭に内子の栄華を見る
[木蝋産業の栄枯盛衰][庭の一部のみ公開] 庭園というのはかつて富裕層限定のものだったので、何者の家に庭園があるかをみればその土地にどのような産業があったかがわかることもある。愛媛県内子町の場合主要産業は木蝋生産であり、木蝋生産で財を成した芳我(はが)家という一族がいる。以...
2022年7月10日


木蝋資料館 上芳我邸
[内子の中心的旧家がそっくり保存](室内も撮影可) 【上芳我家と上芳我邸について】 上芳我(かみはが)家は内子の旧家の1つ芳我(はが)家の分家の1つで、本家(本芳我家)とともに木蝋製造で栄えた。名字としては芳我なのだが、本家や他の分家と区別するため上芳我家と言い習わしている...
2022年6月23日