2023年8月19日
石組好きなら行くべき旧徳島城表御殿庭園
【前説】 二条城へ行ったことがあるなら、庭園 (二之丸庭園) の池の周りに、青味がかった大石がたくさんあったのをあったのを覚えているかもしれません。あの種類の石は青石といい、桃山時代から江戸時代にかけて非常に人気だった名石です。京都では二条城のほか醍醐寺三方院の庭園...
2023年1月15日
天授庵庭園_再訪
天授庵庭園は路も面白い 以前にも書いたが、天授庵庭園はそれ程大きくない庭ながら路が面白い。園路の写真を撮ろうと再び訪問したので、天授庵の道順に沿って説明したい。 【天授庵庭園の路】 見学者は敷地の北から入り、方丈の北脇にある切石の通路を通って東に進む。路の脇は苔地になってい...
2021年10月25日
由加山蓮台寺 客殿庭園の急傾斜
両参り、という習慣がある。2つの寺または神社をセットで参拝することだが、有名な両参りの1つが、香川県の金刀比羅宮と岡山県の由加山との両参りだ。 瑜伽山蓮台寺(ゆがさんれんだいじ)は岡山県倉敷市児島地区の山中にある真言宗の寺院で厄除けの寺として人気がある。「由加山」と書くこと...
2021年7月26日
西爽亭で幕末の玉島騒動を知る
【西爽亭(旧柚木家住宅)について】 岡山県倉敷市の玉島エリアにある旧柚木家住宅 (きゅうゆのきけじゅうたく) は玉島の庄屋、柚木(ゆのき)家の住宅です。玉島は備中松山藩の飛び地であり、柚木家は備中松山藩主が領内巡回の際に立ち寄る屋敷でもあったので、藩主のための部分(御成門、...
2021年6月15日
頼久寺庭園
【頼久寺について】 岡山県高梁市にある臨済宗寺院 頼久寺(らいきゅうじ)は足利尊氏が諸国に命じて建立させた安国寺の一つ。もとの寺号は安国寺だったが、16世紀にこの辺りを治めた上野頼久によって再興されたので頼久の死後安国頼久寺と改名した(現在は単に頼久寺と呼ばれることが多い)...
2021年6月10日
郷照寺庭園
【郷照寺庭園について】 庭園は本堂付近から左に折れて、本坊の裏にあります。本坊の裏(南東)に池があり、対岸に山の斜面を利用して石や刈込を配置しています。本来は本坊の建物から庭を見る鑑賞本位のものだと思いますが、現在拝観者は庭の横のスロープか本坊近くの平地から庭を見ることにな...
2021年6月9日
志度寺庭園
補陀洛山志度寺 (ほだらくさん しどじ)は四国霊場八十六番札所。浄瑠璃の演目「花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」の舞台。 室町時代に造られた曲水の庭と 重森三玲 による枯山水がある。なお、本堂と仁王門は国指定重要文化財。 【曲水の庭】...
2021年6月9日
智積院庭園
【智積院について】 京都市東山区にある智積院(ちしゃくいん)は真言宗智山派の総本山。国宝の障壁画などで知られる。 もともと智積院という寺は紀州(和歌山県)の根来山にあったが、豊臣秀吉と対立し、1585年の根来攻めの際建物はほとんど焼失してしまった。住職の玄宥(げんゆう)は逃...
2021年6月6日
天授庵庭園
【天授庵について】 南禅寺天寿庵(てんじゅあん)は、南禅寺の開山(かいざん:初代住職)無関普門(むかんふもん) のための塔頭。1339年に南禅寺の住持虎関師錬(こかんしれん)が無関普門をまつる開山塔の建設を願い出た際、その塔をまもる庵として造られた。 【天授庵庭園について】...
2021年6月5日
観音寺・神恵院庭園 「巍巍園」
【観音寺・神恵院について】 観音寺(かんのんじ)・神恵院(じんねいん)は香川県西部にある真言宗の寺院で、四国八十八か所の第六十八、六十九番札所。同じ敷地に二つの札所があることで知られる。2つの寺を含む一帯(寺のある山、その西の松原と砂浜など)は「琴弾公園」として名勝に指定さ...