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通路としての橋
歩く庭の場合、橋にはいくつもの意味がある。
まず当然通路の一部なので歩きやすさに配慮する必要がある。同時に、通路に変化をつける意味もある。見た目だけでなく、足運びや踏んだ感触など、体感的にも違うことがある。
また目立つものであるのでその見た目に凝ることも多く、施主やデザイナーのセンスが反映される。
また、見る視点でもある。橋というのは普通左右が水面で視界が良いので、つい周囲を見回したくなるものだ。特に、木の多い庭で、橋のところだけ木立が途切れると印象的になる。
最後に、渡ることが象徴的な意味を持つこともある。
散策路に変化をつける
水路を渡っても渡らなくても良いのだが、変化をつけるために渡ってみる橋。西川緑道公園
複雑な橋
伊勢物語の「八橋」にちなむ。岡山後楽園
圧迫される通路
橋は両側が水面で開けていることが多く、このように圧迫感のある橋は珍しい
複雑な橋
伊勢物語の「八橋」にちなんでこのようなデザインだが、歩きにくい。大仙公園日本庭園
岩場を歩く
岩場を歩くような感覚のある奇岩の橋。旧徳島城表御殿庭園
路に溶け込む
橋は通路の中の特異点として意識されることもあるが、このように切れ目なく通路に溶け込むこともある。衆楽園の土橋
狭い橋
見通しが良く視界は広いが、足を置く場所は制限される。解放感と窮屈感が同居する
橋からの風景
通常橋の上は視界がよく、ビューポイントの一つとなる。兼六園。金沢市観光協会提供。
橋の上
通常橋の両側は水面で、橋周辺は開けた場所になる。前方視界も開けていることが多いが、反りの強い橋だと進行方向の視界がふさがれる。
屋根付きの橋(渡り廊下)
好古園
北川村モネの庭マルモッタン
中津万象園
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