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広島県庁舎中庭

5 日前
読了時間: 3分

更新日:4 日前

【はじめに】

広島県庁舎中庭は広島市にある戦後復興期の和モダン庭園。作庭はリーガロイヤルホテル大阪の庭などを手掛けた荒木芳邦。

広島県庁中庭
広島県庁舎中庭全景

【広島県庁舎中庭と建物の配置】

中には3方向を建物に囲まれています。

北が本館、南が南館、西側が両館をつなぐ廊下とロビーです。一般来庁者はロビーにある玄関から庁舎に入り、ロビー奥に庭園を見ることが多いでしょう。ロビーの奥が大きなガラス窓になっています。

※2024年、本館と庭園の間にウッドデッキが作られ、中庭を本館側(北側)から見られるようになりました。


【広島県庁舎中庭の個人的ポイント3点】

1. モダンな造形

突堤のような造形物(瑞雲の簡略化)

白砂と芝生による曲線模様

石組み(左)と突堤のような石造物(右)
石組み(左)と突堤のような石造物(右)

2. 地域モチーフ

「瀬戸内海を思わせる景観」にしたと設計者本人も回想しています。

古典庭園のモチーフは蓬莱鶴亀

↓広島県公式サイトでは鳴門の渦潮とされています。

鳴門の渦潮を表現したとされるへこみ
鳴門の渦潮を表現したとされるへこみ

3. 上階から見下ろすことを想定

この庭園については設計者の荒木自身が「各階から眺めても立体感のある」「伏観に対しても陰影の出るよう考慮した」と回想しています。

私はロビー2階から見ました。白砂と芝生が描く模様、視界左下から突き出す突堤に注目!この辺りが上から見下ろすことを考慮した点だろうと思いました。知らんけど。

この視点だと庭の全体像がよく見えて何となく納得感があります。

ロビー2階から見た中庭
ロビー2階から見た中庭

【感じたこと・考えたこと】

・事前に写真で見た印象より大きく、起伏があったのが意外です。スケール、立体感については現地で分かるケースがよくあります。

・訪問後に調べたところ、庭の寸法はおおよそで26m×58mでした。これは小さめの小学校校舎がすっぽり入るくらいあります。別の例で言えば、平等院鳳凰堂の建物幅が約50mです。

・石組みの中に明らかな切り石が混じっていて気になります。何の石かご存じの方がいたら教えてください。ロビーから見るとちょうど目立つ位置にあるので、何かのキーになる石かもしれません。


【どんな人におすすめ?】

荒木芳邦好きの人はもちろんですが、考察や調べ物が好きな人におすすめしてみます。

庭園趣味を知的なものだと思う人、学ぶことを面白いと思う人は、広島県庁中庭に限らず現代庭園についてもっと学べば面白いかもしれません。

ハラカドから見た表参道とオモカド
広島県庁舎中庭の石組




【基本情報】

施設の性格: 公共施設(県庁舎)

庭の性格:中庭、公共庭園、建物から見える風景

作庭年代: 現代(1956年竣工)

設計:荒木芳邦


公開状況: 公開

開庁時間内自由に観覧可能

庭内立ち入り禁止


【Learn More】

広島県庁舎 中庭のご紹介(広島県公式)



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