

広島県庁舎中庭
【はじめに】 広島県庁舎中庭は広島市にある戦後復興期の和モダン庭園。作庭はリーガロイヤルホテル大阪の庭などを手掛けた荒木芳邦。 広島県庁舎中庭全景 【広島県庁舎中庭と建物の配置】 中には3方向を建物に囲まれています。 北が本館、南が南館、西側が両館をつなぐ廊下とロビーです。一般来庁者はロビーにある玄関から庁舎に入り、ロビー奥に庭園を見ることが多いでしょう。ロビーの奥が大きなガラス窓になっています。 ※2024年、本館と庭園の間にウッドデッキが作られ、中庭を本館側(北側)から見られるようになりました。 【広島県庁舎中庭の個人的ポイント3点】 1. モダンな造形 突堤のような造形物(瑞雲の簡略化) 白砂と芝生による曲線模様 石組み(左)と突堤のような石造物(右) 2. 地域モチーフ 「瀬戸内海を思わせる景観」にしたと設計者本人も回想しています。 古典庭園のモチーフは蓬莱鶴亀 ↓広島県公式サイトでは鳴門の渦潮とされています。 鳴門の渦潮を表現したとされるへこみ 3. 上階から見下ろすことを想定 この庭園については設計者の荒木自身が「各階から眺めても立体
7 日前


香川県庁舎庭園の評価 芸術性と実用性
【はじめに】 1958年に竣工した香川県庁舎は、丹下健三の代表作の1つとされます。丹下研究室の神谷宏治氏が設計した南庭も、庭園の世界ではよく知られたものです。 本記事では、香川県庁舎南庭の特徴と評価を、「造形」「象徴性」「実用」の面から見て木行きましょう。 【造形】...
2025年1月4日


プラザ佐治:渋ビルと佐治川石と中根金作
現在は採掘が禁止されていますが、佐治川石という名石があります。その産地であった鳥取県佐治町(旧佐治村)に佐治川石をふんだんに使い、中根金作が作庭した庭があるというので行ってきました。 まずはプラザ佐治について説明します。そもそも最初はプラザ佐治を知って、調べているうちに黎明...
2023年3月6日


香川県庁舎南庭はモダニズム建築と一体
【香川県庁舎について】 香川県庁舎(現・香川県庁舎東館)は丹下健三の代表作の一つ。鉄筋コンクリートの近代建築に和風建築の意匠を融合したとされている。一見普通の庁舎建築だけれど、実はこの建物が戦後の庁舎建築のモデルになったもの。ただの普通ではなく「普通(スタンダード)を造った...
2021年7月9日