

北山山荘
【はじめに】 北山山荘は兵庫県西宮市の北山緑化植物園内にある施設。 延段が素敵なところです。 北山山荘の門 【北山山荘について】 北山山荘をふくむ北山緑化植物園は、市の中心部からやや北に外れた山腹の斜面にあります。阪急夙川駅からバスで約15分。周辺は緑が多い高級住宅地で閑静なところです。 ここに北山山荘の建設が決定したのは1985年、西宮市市政60周年の年でした。竣工は1987年。数寄屋風母屋と茶室の設計は板垣元彬、施工は中村外二工務店、庭園は荒木芳邦設計。 ・木の多い場所にあり、森の山荘の雰囲気がある。 ・北側が高い傾斜地にあり、庭園も斜面を利用している。 季節、曜日限定で抹茶を提供しています(有料)。 貸し出しも可能。 くわしくは西宮市の公式サイトで https://www.nishi.or.jp/kotsu/kankyo/hanatomidori/shokubutsuen/ennaigoannai/sanso.html あられこぼしの延段 北山山荘と庭 北山山荘の庭 北山山荘の茶室 【基本情報】 施設の性格:カフェ及び文化施設(貸し会場).
3 日前


広島県庁舎中庭
【はじめに】 広島県庁舎中庭は広島市にある戦後復興期の和モダン庭園。作庭はリーガロイヤルホテル大阪の庭などを手掛けた荒木芳邦。 広島県庁舎中庭全景 【広島県庁舎中庭と建物の配置】 中には3方向を建物に囲まれています。 北が本館、南が南館、西側が両館をつなぐ廊下とロビーです。一般来庁者はロビーにある玄関から庁舎に入り、ロビー奥に庭園を見ることが多いでしょう。ロビーの奥が大きなガラス窓になっています。 ※2024年、本館と庭園の間にウッドデッキが作られ、中庭を本館側(北側)から見られるようになりました。 【広島県庁舎中庭の個人的ポイント3点】 1. モダンな造形 突堤のような造形物(瑞雲の簡略化) 白砂と芝生による曲線模様 石組み(左)と突堤のような石造物(右) 2. 地域モチーフ 「瀬戸内海を思わせる景観」にしたと設計者本人も回想しています。 古典庭園のモチーフは蓬莱鶴亀 ↓広島県公式サイトでは鳴門の渦潮とされています。 鳴門の渦潮を表現したとされるへこみ 3. 上階から見下ろすことを想定 この庭園については設計者の荒木自身が「各階から眺めても立体
7 日前


渝華園
【はじめに】 渝華園(ゆかえん)は広島県広島市にある中国庭園。 中国・重慶市との友好を記念して1992年に開園し、2024年に現在の場所に移転・再開園しました。「渝」は重慶市の略称です。 渝華園のあずまや 【渝華園造庭の経緯】 広島市と重慶市は1986年に友好都市提携を締結。提携5周年の記念事業として両市がそれぞれ相手国の様式を取り入れた庭園を造ることが1991年に決まりました。 この決定に従い、重慶市側が設計を提供し、1992年に完成したのが渝華園です。当初は塀や池もあったようです。 https://tabetainjya.com/local/post-86/ 【渝華園の現状】 現在渝華園は元の場所にはありません。 サッカースタジアム建設のため一時閉園し、2024年に現在の場所(広島中央図書館の北、平和の森内)に移転・再開園しました。移転に際して池が無くなりましたが、建物、石畳は可能な限り再利用しているとのことです。 移転前の写真と比べると印象はかなり変わっているようです。中国っぽさがほぼ建物だけとなっています。 塀が無くなったことで入りやすい
10月12日


ハノーバー庭園
【はじめに】 ハノーバー庭園は、広島にある洋風庭園。 ハノーバー庭園 【ハノーバー庭園について】 ハノーバー庭園は広島市中区基町にある洋風庭園です。旧広島市民球場跡地が広場になっていますが、その北にあります。 周囲より階段数段分低いサンクンガーデンで、デザインはハノーバー市にあるヘレンハウゼン王宮庭園の花壇や紋章をモチーフにしています。 1980年に竣工。 その後広島市とハノーバー市は1983年に姉妹都市提携を結びました。 ハノーバー庭園 【感じたこと】 姉妹都市の提携を記念して、あるいはその前に庭園を造ることはかつてよくありました。現在新規建設は減り、維持が中心になっています。それは同じ広島市にある渝華園(ゆかえん)でも感じたことです。 ハノーバー庭園 【基本情報】 施設の性格:公共庭園 庭の性格:公共庭園 作庭年代: 現代 アクセス:R広島駅から江波または宮島口行路面電車約15分「原爆ドーム前」下車、徒歩5分 公開状況: 公開
10月12日


枯山水は禅の庭か
【はじめに】 枯山水は禅の庭か、ということを考えてみようと思います。 庭園めぐりを始めてから、少しもやもやしたところがありました。 というのも、「枯山水=禅の庭」というイメージに反し、個別の庭の解説で「どこがどう禅的なのか」説明されていることが少なかったからです。...
2025年9月13日


栗林公園 旧日暮亭
【訪問記:日暮亭訪問からの続き】 日暮亭の門から山の側へ、かぎ型に1分ほど歩くと、細長い池のほとりにでる。 日暮亭は林の中にあったが、ここは開けて明るい場所だ。 池の対岸は山裾の崖で岩盤が露出し、石肌には縦にいくつもの割れ目が並んでいる。...
2025年9月6日


栗林公園 日暮亭 訪問記
2025年8月、栗林公園内の茶屋「日暮亭」を利用した記録。 朝9時すぎ。すでに気温は30度以上あり、クマゼミがせわしなく鳴いている。 北湖沿いの路を北から南に向かって進むと、間もなく「日暮亭」の看板に到る。その奥に、山側(西)へ向かう路があり、路の脇は竹垣で仕切られている。...
2025年8月30日


小石川後楽園の路
【はじめに】 小石川後楽園の路について紹介したいと思います。 「池泉回遊式庭園」という用語にもかかわらず、実は回遊に力を入れている庭園はそれ程多くありません。その中で小石川後楽園は、比較的歩くことを意識した設計になっています。...
2025年8月7日


頼久寺庭園と一緒に回れる高梁の武家屋敷
【はじめに】 頼久寺の庭はマニアの間ではよく知られた庭園です。 この庭のために高梁へ行くという人もいるでしょう。 ですが頼久寺の近くに、庭付きの武家屋敷があることはそれ程知られていません。 今回は頼久寺庭園と、セットで回れる武家屋敷の庭を紹介します。...
2025年7月25日


桂離宮庭園の藪と林
【はじめに】 桂離宮を参観して、意外だったことがあります。 「案外、ただの林の部分があるな」ということです。 例えば松琴亭から賞花亭へいたる途中の路沿い。 もちろん本当はただの林ではないのでしょう。ですが一見自然風で、見どころとも思われていない場所です。...
2025年7月19日