フライブルク庭園
更新日:2023年10月19日
[シンプルな整形式庭園]
2019年に松山市の萬翠荘を訪れた時、街の案内図か何かを見ていたら、「フライブルク庭園」と書かれた場所を発見。名前からすると洋式庭園でしょうか?松山に洋式庭園があるとは知らなかったので興味が湧きました
その庭園があるのは松山城の南東にある市街地で繁華街から近い所のようです。萬翠荘から大街道という商店街を南へ進み、左に曲がって細道に入り、トータルで15分ほど歩くとビルの間に八坂公園という児童公園があります。
その八坂公園の一角、一辺10mあまりの正方形のエリアがどうやらフライブルク庭園のようです。幾何学的な刈込でできた整形式庭園で、中央に金属の塔型オブジェがあり、周囲は生垣で四角く囲まれています。残念ながら門にカギがかかっていて中には入れませんでした
後から調べたところ、この庭園は松山氏とフライブルク市が姉妹都市である縁で造られたものです。
1989年に2つの都市は姉妹都市となり、1990年にはフライブルク市に日本庭園が造られ、そして1994年に松山市にフライブルク庭園が造られています
庭園の主なモチーフはフライブルク大聖堂で、正方形の生垣は大聖堂の塔の基部を、中央のオブジェは塔の先端を表します。それと私は見落としていましたがもう1つフライブルクらしいモチーフがあり、それは写真中央に映っている細い水路で、これはベヒレ(小水路)と呼ばれるフライブルク名物だそうです
だいそれた庭園ではありませんが、個人的にはちょっと気になる庭園で、こういうシンプルな整形式庭園は好きです。庭園でもそれ以外でも、ポイントがはっきりしたデザインに惹かれることが多い気がします。フライブルク庭園の場合中心に塔が建っているのが良かったのでしょう
(2019年12月訪問)
【どんな人におすすめ?】
・松山へ行くついでがある人
・街中の小さな整形式庭園に興味がある人
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