吉城園
更新日:3月9日
吉城園(よしきえん)は奈良県奈良市の日本庭園。苔が美しい。
この場所は古くは興福寺の子院の摩尼珠院(まにじゅいん)があったと伝えられているが、明治時代には民間の所有となり、大正時代に現在のような庭と建物ができた。この時期に建てられた住宅(旧正法院家住宅)と離れ茶室は奈良県の指定文化財となっている。
庭園には自然の起伏があり、西寄り(入口付近)の低い部分が「池の庭」、その東の高くなった部分が「苔の庭」、その南東のさらに高い部分が「茶花の庭」と大まかに分かれている。特におすすめは苔の庭で、緑の苔の地に路が描く模様が美しい。
なお、「苔の庭」以外にも苔はたくさんある。園内の北の端、吉城川(万葉集にも出てくる)に沿った斜面が良い感じ。
2020年9月訪問
【基本情報】
・施設の性格:住宅
・庭の性格:迎賓および茶事のための庭か
・作庭時期:明治時代
・所在地:
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町60-1
・アクセス:
近鉄奈良駅から徒歩12分
・公開状況:公開(有料)
【外部サイト】
吉城園ブログ (管理業務受託者による)
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