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依水園

更新日:2023年12月3日

【概要:前園と後園】

依水園(いすいえん)は奈良市の東寄り、東大寺の近くにある国指定名勝の日本庭園です。

江戸時代に作られた前園と明治時代に作られた後園という、時代や趣の違う2つの部分をあわせて依水園と呼んでいます。面積は合計で約11,000平方メートル。

依水園
依水園

【前園】

入り口に近い側の前園は江戸時代のものです。江戸時代に奈良晒(ならざらし)の御用商人 清須美 道清(きよすみどうせい)の別宅として作られたものがベースとなっています。清須美が移築した住宅 (三秀亭) の前に1つの池があり、池には2つの島があります。建物と池以外の部分は木が多く、植栽によって外部とは遮られた閑静な空間です。

なお三秀亭では食事や喫茶ができます。



【後園】

明治時代に作られた後園は外の風景を取り入れた開放感のある爽快な庭園です。

前園と後園は建物で区切られた感じになっていて、後園に行くには建物の間の細い路を通ります。

細い路を抜け、建物群の東に出ると一気に視界が開けます。若草山と東大寺南大門を借景とした景観が特に有名なところです。

後園は陸地もそこそこあり、路、築山、水の組み合わせで風景がいろいろに変わりるのがおもしろいところです(築山で池が隠れるところとか)。1万平方メートルくらいの庭としては変化に富んでいます。






アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」誌が選ぶランキングで高評価であり(2019年のランキングで20位)、人気庭園。そのためか2020年に入園料が1200円に上がってしまいました.。

【施設・利用】​

​三秀亭:前園を見ながら食事や喫茶ができる場所

寧楽美術館:青銅器、陶磁器など2500点を収集、展示。建築設計は東畑謙三


【所在地】

​〒630-8208 奈良市水門町74

【アクセス】

近鉄奈良駅より徒歩15分

​市内循環バス「県庁東」下車 徒歩3分

【外部サイト】




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