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浜離宮恩賜庭園: 築山は江戸のトレンド

浜離宮恩賜庭園 (以下、浜離宮) の続きです。

私が浜離宮を訪問した目的の1つが、築山の使いかたを現地で確認すること。浜離宮の築山についてはブラタモリ #231 汐留編 (2023年4月1日放送) でも話題にのぼりました。簡単に言えば池をすぐに見せない仕掛けがあったというお話です。これを現地で確認します。

八景山 (右) などの築山
八景山 (右) などの築山

写真は中の門料金所から250mくらい進んで、池の北に着いたところです。地図によると上の写真の右、下の写真の左にメインの池があるはずですが、山 (八景山) があるため全く見えません。

八景山 (左) の向こうに池があるはず
八景山 (左) の向こうに池があるはず

この八景山に登ることができます。

八景山に上る路
八景山に上る路

八景山の上です。ここでようやくメインの池が見えます。

八景山上から見た汐入の池
八景山上から見た汐入の池

林を抜け山に登って初めて庭の主要部が見えるというこの演出が当時最新の造園技術だとブラタモリでは紹介されていました。そこで池を隠すカベ兼、庭を見下ろす展望台となっているのがこの八景山です。


浜離宮にはほかにもいくつも築山があり、一部は上の写真にも写っています。浜離宮は平らな埋め立て地に造られた庭園なので、人工の山をつくって地形的な面白さを出そうとしたのでしょう。


ちなみに、浜離宮のアイコンとも言えるこの風景も、富士見山という築山から見た風景です。

富士見山から見た庭園の池
富士見山から見た庭園の池




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