浜離宮恩賜庭園:浜離宮から見た東京
更新日:2023年11月10日
浜離宮恩賜庭園 (以下、浜離宮) のアイコンとも言えるのが、庭園越しに汐留のビル群を望む風景です。庭園南部にある富士見山という人工の丘から北を見るとこの風景が見られます。
同じく富士見山から東を見ると勝どきのビル群が見えます。ビルの手前に見える橋は築地大橋です。前の写真とあわせて、浜離宮が東京の中心にあることがよくわかります。
この富士見山ですが、その名のとおり昭和初期まではここから富士山がみえたそうです。江戸時代には将軍家の人々や公家などの賓客がここからの風景を楽しんだのでしょう。庭はただ鑑賞するというものではなく、使って遊んで楽しむものでした。富士見山という名前からもそれがうかがえます。現在富士見山はビル群の風景を見るのによい場所となっています。
さて敷地の東南のへりへ行くと、ここからも築地大橋と勝どきのビル群がよく見えます。
ここは東京湾が細長く入り込んでいるところです。左手前に見えるのが、園内の池と東京湾をつなぐ水門です。
ほぼ同じ位置から南を見ると、約2.5kmのところにレインボーブリッジが見えます。
どの方向を見ても東京!という感じです。
ですから、庭園にあまり関心が無くても、東京観光の合間に、東京っぽさも感じつつ休憩するといった使いかたも良いかもしれません。
【基本情報】
施設の性格: 別邸 (造営当時)、都市公園 (現在)
庭の性格: 多目的に使用される大名庭園→都市公園
作庭年代: 江戸時代
アクセス:都営地下鉄大江戸線「汐留」下車10出口 徒歩5分で中の御門口
公開状況:公開 (有料)
【外部サイト】
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