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保国寺庭園

更新日:2023年12月31日

[重森三玲絶賛 伊予青石の庭]【要・事前連絡】

【保国寺について】

愛媛県西条市にある保国寺(ほうこくじ)は臨済宗東福寺派の寺院。文化遺産オンラインの解説によれば聖武天皇の勅願寺として創まり、建治年中(1275年頃)に禅寺に変わりました。


【保国寺庭園について】

保国寺庭園は本堂の裏にあり、国指定名勝。文化遺産オンラインの記事によれば「第4世大愚和尚のとき(1430年頃)の築造と推定」されています。重森三玲がイサム・ノグチを案内したことでも知られます。


​通常庭園だけの拝観は認めていないので、保国寺本堂で法事を行う時に覗くか、交渉して特に許可をもらう必要があります。その場合も庭は立ち入り禁止です


保国寺庭園
保国寺庭園

【余談、個人的雑記】

何年も前に行ったところをいまさら記事に。行ったと言っても前までだけ。事前連絡が必要であることを知らず、本堂前まで行って帰ってきたが、​本堂脇の庭園はちらっと見ることができた。

その後、ちゃんと見てないのが気になりつつ、他に行きたいところもあって先延ばしにしたり、そうこうしているうちにコロナ禍があったりでまだ行けていない。

​今回この記事を書くために改めて調べなおすと、ここの庭は四国最古といわれているらしい。ここで気になったのが「願勝寺庭園はどうなの?」ということ。保国寺庭園は足利義満の時代の作。願勝寺庭園は南北朝時代の作とされているので願勝寺の方が古い気がする。ただしどちらも確証のない推定。なので、保国寺庭園を四国最古とする説もあるようだ。

【評価】

​文化遺産オンラインには次のような記述がある。

「その構成上最も重要な中心部の地割はよく旧態を維持しており、特に傑出した石組には、室町時代特有の手法をみることができ、庭園文化史上価値が高い。」



【基本情報】

・施設の性格:仏教寺院

・作庭年代:室町時代

・公開状況:お寺の人にかけあってください

・アクセス:

伊予西条駅から徒歩40分

いよ西条I.C.から車で20分。周辺の路は細く、目印になるものも乏しい。


【どんな人におすすめ】

マニア、特に石組マニア向け

【外部サイト】



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