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平城京左京三条二坊宮跡庭園

更新日:1月7日

【宮跡庭園について】

宮跡庭園(平城京左京三条二坊宮跡庭園)は昭和50年の発掘調査により発見された、園池を中心とする奈良時代の庭園遺跡。古代の庭園の姿を伝える貴重な文化財として特別史跡、特別名勝に指定されている。平城宮跡で出土したものと同種の瓦が出土したことから離宮、または皇族の館という説もあり、この説に従って宮跡庭園と名付けられた。

庭の中心はS字形の細長い池(最小幅2m)で、池の周囲には玉石を敷き詰めてところどころに庭石を配置している。池の西側には建物が復元されていて、建物から庭を見ることができる。ここにあった建物は庭園、または東の山を眺めるための建物だったと考えられる。というのは、平城京の建物は通常南向きなのにたいして、ここの建物は東向きだったからだ。

現在考えるような日本庭園とはかなり印象が違うが、日本庭園について解説記事を書くような人には知っておいてほしい。


S字形の細長い池
S字形の細長い池
池 北部の導水施設
池 北部の導水施設
池の中のプランターのようなもの
池の中のプランターのようなもの
復元建物
復元建物
復元建物から見た宮跡庭園
復元建物から見た宮跡庭園

【基本情報】

作庭時期:奈良時代

アクセス:近鉄新大宮駅から西へ約1km。歩いて20分くらいだがバスもある。バス利用の場合「宮跡庭園」下車すぐ。駐車場はない。

公開状況:公開 (無料)

​2020年9月訪問。情報は訪問時のものです


【外部サイト】

平城京左京三条二坊宮跡庭園|文化遺産オンライン




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