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西川緑道公園は長い長い回遊式庭園

更新日:2023年8月26日

​<アクセスのよい散歩コース​>


JR岡山駅から東へ300mほどのところに、市街地を南北に貫いて西川用水という水路がある。この水路に沿って整備された散策、憩い、イベントのためのスペースが西川緑道公園 (にしがわりょくどうこうえん) 。古典的な池泉回遊式庭園が池を中心に周回するのに対し、水路に沿った長く直線的な回遊式庭園ともいえる。

設計は伊藤邦衛。1974年度から1975年度にかけて整備された。


【西川緑道公園について】

緑道というのは、大まかに言うと歩行者通路を兼ねる緑地のようなもの。通路という性質上細長いことが多い。西川緑道公園の場合、拡張部分(枝川緑道公園、西川緑道公園上流)を含めて長さが2.4kmに対して幅は最大20mくらいしかないので庭園としてみるとメチャクチャ細長い。でも幅20mの中で路に食い違いをつけたり対岸に渡るところを作ったりして歩くのを面白くしようとしている。

もう1つ言えば、ブロックごとに風景を大きく変えて退屈しないようにしているのも回遊式庭園的な技術。敷地の形(南北に2.4kmのほぼ直線)からして、東西に走る道路と交差し、分断されているのだが、そのブロックを単位として修景テーマを設定している。たとえばあるところでは緑の濃い木立だし、またあるところでは石組や州浜のある庭園。また別の場所では噴水広場や彫刻、花壇などもあって本当に多様。

東西は車道に挟まれているが、車道と接するところには密な植栽を設けて車道を遮蔽している。一方通路と水路が接する側は植栽を少なめにして水路が見えるようにし、場所によっては幅広の階段で水際に降りられるなど水に親しむ公園となっている。


​公園は常時開放。入園無料。時期によりイルミネーションやライブなどのイベントも行われる。ホテルや飲食店からも近いので便利。クチコミでも「ホテルから近かったので行った」というひとがちらほら。コンビニで何か買ってベンチで食べるとかもできる。



【基本情報】

・施設の性格:緑道

・庭の性格:都市公園

・所在地:

岡山市北区南方から柳町

・アクセス:JR岡山駅から徒歩8分または路面電車で1駅

・公開状況:常時開放

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