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阿波国分寺庭園の石組が力強い

更新日:2月18日

[荒廃しているが青石の力強い庭園]

阿波国分寺(あわこくぶんじ)は徳島県徳島市にある寺院。四国八十八カ所霊場第十五番札所。名前からわかるように奈良時代に聖武天皇の詔でつくられた国分寺の一つ。その後真言宗に改宗。戦国時代には長曾我部元親の侵攻によって建物を焼失。荒廃していたが江戸時代に曹洞宗の僧によって再建され曹洞宗の寺院となった。

庭園は涸池鑑賞式で、記録はないが様式から桃山時代のものと推定されている。阿波青石(青緑色片麻岩)が林立するその石組は豪快と言われることが多い。個人的には、巨石文明の廃墟のような異様な迫力を感じた。

​涸れ池、築山、本堂と併せて大変立体的な構成の庭園。​古びて色あせた本堂が寂寥とした雰囲気を出している。

追記:この本堂は後に新しくなった

【注意点】

・庭専用の受付はなく、納経所に声をかけて観覧料を支払う。

​・周辺道路は狭く、駐車場も不足している。便数は少ないがなるべく公共交通機関を利用した方がよい。徳島駅から自転車で行く方法もある(その場合40分ほどかかる)。


書院前から見た庭園と本堂
書院前から見た庭園と本堂

庭園と本堂
庭園と本堂


本堂裏の巨石
本堂裏の巨石

【どんな人におすすめ?】

マニアな人、石組の造形が好きな人、青石が好きな人におすすめ

【基本情報】

・施設の性格:仏教寺院

・庭の性格:主に書院から見る庭

・所在地:〒779-3126 徳島県徳島市国府町矢野

・アクセス:

JR徳島駅から徳島バス(神山方面行)国分寺前下車徒歩5分

・公開状況:公開(有料)

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