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鳥取家住宅庭園

更新日:2023年6月20日

<古民家に泊ろう>

香川県三豊市にある鳥取家住宅(とっとりけじゅうたく)は、この地方の庄屋だった鳥取家が明治前期から昭和期にかけて建てた建築群。2021年に国の登録有形文化財に指定された。

庭園は「新座敷」と呼ばれる客用建物周辺にある。


鳥取家住宅は香川県西部の農村地帯にある。南北に長い敷地の中央付近に平屋の主屋(現在も鳥取さんが使用)があり、南部に2階建ての「新座敷」がある。庭は新座敷の正面、脇、新座敷と浴室棟の間にあり、どれも新座敷から見ることができる。座敷脇の庭は裏への通路を兼ねる。


私が鳥取家については知ったのは「文化財指定を記念して見学会が開かれる」という記事がきっかけ。記事には庭について一言も書かれていなかったけれど、「明治~昭和期の邸宅なら(農村地帯だし)庭もあるだろう」と思って見学会に行ってみたらやっぱりあった。見学会で配られた資料には庭についての説明はなかったが、配置からすると新座敷と一体の庭で、新座敷に来る客人を喜ばせるための庭だったのだろう。時代もはっきりしないが、新座敷ができたのが昭和期なので、庭もそのころのものだろう。この「新座敷」は現在ゲストハウス(ゲストハウス花鳥苑)となっていて一棟まるごと借りることができる(五右衛門風呂を利用することもでき、非日常感が好評らしい)。パーティ・イベント利用も可。


【基本情報】

・施設の性格:元庄屋屋敷、現ゲストハウス

・庭の性格:迎賓のための庭

・作庭時期:昭和?

・作庭者:不明

・公開状況:利用者向け

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