岡山後楽園(延養亭特別公開の時)
更新日:1月9日
岡山後楽園の延養亭は、例年春と秋に約1週間ずつ特別公開される。おおらかさと伸びやかさが持ち味の後楽園だが、延養亭周辺は細かく造られていてここだけでも1つの庭のようになっている。というのもこの建物はかつて御殿様が庭で遊ぶ時の中心的建物だったからだ。ということは後楽園は延養亭から見るようにできているということでもある。というわけで延養亭から見えるものをリポート。
まずは延養亭一之間から見た後楽園主要部。目の前に曲水と飛び石など庭らしい造作、その向こうに芝生、さらに向こうに沢の池、遠方には借景の山と、奥行きと広がりを感じる景色。私が延養亭特別公開に行ったのは2回目だが、1回目は曇りで視界も悪かったので、2回目で爽快な景色が見られてうれしい。
一之間周辺はこのように仕立松、灯篭、景石などが多く、いかにもな日本庭園
普段とは違う角度で見る詠唱橋(えいしょうばし)も面白い。平たい印象のある後楽園だが、こうしてみると案外高低差もあるのだとわかる
岡山後楽園に行くとき、都合が合えば延養亭の特別公開にも行ってほしい。
(人数制限あり。予約優先。当日空きがあれば各公開時間の15分前から受付)
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