岡山後楽園のタンチョウ
更新日:2023年11月28日
千代や経ん 空飛ぶ鶴のうち群れて 庭におり居る宿の行く末
(池田綱政 1704年(宝永元年))
【タンチョウの園内散策について】
岡山後楽園では1月1日にタンチョウの園内散策を行うことが恒例となっています。その練習を兼ねて、秋から冬の初めにかけても数回の園内散策が行われます。時間は約1時間。
その間タンチョウは主に芝生地を歩きながらえさをついばんでいます。
1時間の間に3回か4回、短い時間ですがタンチョウが飛びます。20mくらいで降りてしまうこともあれば、池を1周することもあります。コースも鳥の気分次第なので、よい位置関係で見れるか、撮れるかは運もからみます。
【場所】
場所は延養亭 (主屋) と沢の池 (メインの池) の間の芝生、沢の池の南の芝生です。
鶴舎から出されたタンチョウは下の地図のピンの辺りに移動し、そこから南へ(飛んで、または歩いて)移動します。そして沢の池の南にある芝生から、池の上を飛んでピンの位置まで戻るというのが典型的な流れですが、そうならないこともあります。
【岡山後楽園のタンチョウについて】
岡山後楽園では、「御後園」と呼ばれていた江戸時代からツルを飼育していました。
1704年 (宝永元年) には園内で飼っていたツルの鳴き声に反応して野生のツルがやってくるという出来事があり、これをめでたいと感じた藩主池田綱政が冒頭の歌を詠んでいます。
(2023年10月訪問。情報は訪問時のものです)
【外部サイト】
タンチョウ/後楽園 (岡山後楽園公式)
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