頼久寺庭園と一緒に回れる高梁の武家屋敷
- Masahiko Yano
- 7月25日
- 読了時間: 3分
更新日:7月26日
【はじめに】
頼久寺の庭はマニアの間ではよく知られた庭園です。
この庭のために高梁へ行くという人もいるでしょう。
ですが頼久寺の近くに、庭付きの武家屋敷があることはそれ程知られていません。
今回は頼久寺庭園と、セットで回れる武家屋敷の庭を紹介します。
【高梁の庭1:頼久寺庭園】
頼久寺は備中高梁駅から徒歩15分ほどの山裾にある禅寺です。その庭園はマニアの間でよく知られていますが、一般には無名。筆者が7月に訪問した際、他の観光客は1人だけでした。

【高梁の庭2:武家屋敷 旧埴原(はいばら)家の庭】
頼久寺を出て、人の少ない通りを北へ向かいます。
「石火矢町ふるさと村」の表示を過ぎると、路の左右は石垣と、瓦をのせた白い塀。
目的の旧埴原家も、屋根付きの門がある武家屋敷らしい構えです。
ここまで頼久寺から5分。
門をくぐると正面に式台玄関という、格式高い玄関があります。
少し左にある入り口(内玄関)から建物に上がりましょう。
庭園はザシキ前と居間の前、2ヵ所にあります。
ザシキ前の庭は白砂敷きの平庭で、灰色の目立たない飛石と、控えめな量の植物があります。

一方居間の前には手水鉢と、こんもり茂った植栽があります。

・移動
旧埴原家を出て、人影まばらな路をさらに北に向かいます。
1分少々歩くと次の目的地、旧折井(おりい)家です。
【高梁の庭3:武家屋敷 旧折井(おりい)家の庭】
旧折井家は白い塀と長屋門のある、これも武家屋敷らしい構えの御屋敷です。
建物に上がると、顔色の悪い人形が出迎えてくれます。
奥へ進むと、玄関から見て左奥の部屋が奥座敷。リアル調の人形が3体いて、外には庭が見えます。

庭単体というよりも、建物や人形を含めた臨場感、没入感が旧折井家の特徴です。
・おまけ:商家資料館池上邸
武家屋敷よりも西側の通り、本町通りという商店街の中に、元の商家が保存されています。現在は無料休憩所です。
ここにも一応庭がありました。
旧折井家から徒歩5分程度のところです。
【まとめ】
石火矢町という地区に、庭付きの武家屋敷が2軒あります。屋敷は有料で公開中。
建物に上がることができます。
頼久寺から徒歩5分程度の場所ですので、セットで回るのがおすすめです。
また、歴史的町並みや武家屋敷が好きな人と一緒に訪問するのもよいでしょう。
【基本情報:旧埴原家】
施設の性格:武家屋敷
庭の性格: 応接スペースの環境、生活スペースの環境
作庭年代:江戸時代
アクセス:
車:岡山自動車道賀陽ICから約20分(駐車場両家あわせて7台分)
公共交通機関:JR備中高梁駅からJR備中高梁駅から徒歩約15分
公開状況:公開(旧折井家と共通券500円)
【基本情報:旧折井家】
施設の性格: 武家屋敷
庭の性格: 応接スペースの環境、生活スペースの環境
作庭年代:江戸時代
アクセス:
車:岡山自動車道賀陽ICから約20分(駐車場両家あわせて7台分)
公共交通機関:JR備中高梁駅からJR備中高梁駅から徒歩約15分
公開状況:公開(旧埴原家と共通券500円)
(2025年7月訪問。情報は訪問時のものです)
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