天龍寺 曹源池庭園
更新日:1月16日
龍門瀑と石橋が名高い庭園で、庭園史的にも重要。この辺りから庭園に禅の思想が入るようになり、ストイックな庭になるとともに、石に様々な意味を込めるので難解になる。天龍寺庭園の場合、「禅」らしいのは主に前述の龍門瀑と石橋。禅の庭というと枯山水を思い浮かべるかもしれないが、天龍寺は枯山水の時代よりも古い。なので池がある。
個人的に注目したのは、借景としてはかなり急角度(20度)で見上げる嵐山。そして細長い出島。
【地形】
方丈の西に池があり、細長い半島が2つある。方丈の向かい(つまり池の西)は山であり、山裾に滝石組がある。池の北、東、南は平地を歩くが、池の西側は水際ではなく山の中を歩く。
(2018年12月訪問)
【基本情報】
・施設の性格:仏教寺院
・作庭年代:室町時代初期(それ以前にも何らかの庭はあった)
・作庭者:夢窓疎石
・公開状況:通年公開(有料)
・アクセス:
JR嵯峨嵐山駅から徒歩7分
京福嵐山駅から徒歩1分
【外部リンク】
世界遺産 京都嵯峨嵐山 臨済宗大本山天龍寺 (公式サイト)
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