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東福寺本坊庭園

更新日:3月16日

作庭家主導で作られたアート系枯山水

京都市にある東福寺(とうふくじ)本坊の庭園はアヴァンギャルド枯山水。乱暴に言えば、アート系庭園の始まり。大方丈の四方に計4つの庭園があり、それぞれ別のデザインだが互いにつながりを持っている。

東庭は丸い礎石を配置して北斗七星を表した庭、南庭は神仙島を大石で表した庭、西庭は刈込で市松模様を作った庭、北庭は敷石の廃物利用で市松模様を描いた庭がある。

作者の重森三玲はこの庭園がデビュー作。庭園の調査研究のため寺に出入りしているうちに庭の計画があることを知り、「無料でよいので私にやらせてくれ」と熱心に頼み込んだとか。

2018年10月訪問


【基本情報】

・施設の性格:仏教寺院

・庭の性格:実用性を持たない純粋芸術

・作庭時期:昭和

・作庭家:重森三玲

・所在地:京都市東山区本町十五丁目778番地

・公開状況:公開(有料)

【アクセス】

奈良線(JR西日本)・京阪本線「東福寺駅」下車、徒歩10分

【外部サイト】

東福寺 (公式サイト)


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