天授庵庭園
更新日:2月18日
【天授庵について】
南禅寺天寿庵(てんじゅあん)は、南禅寺の開山(かいざん:初代住職)無関普門(むかんふもん) のための塔頭。1339年に南禅寺の住持虎関師錬(こかんしれん)が無関普門をまつる開山塔の建設を願い出た際、その塔をまもる庵として造られた。
【天授庵庭園について】
天授庵の庭は2か所にあり時代や雰囲気が異なる。
方丈前庭(東庭)は幾何学的な形をした庭。江戸時代のものとされる。
書院南庭は池泉庭。池には大小さまざまな出島がある。自然樹形の木に囲まれて薄暗い。室町時代のものとされるが、その後改造されている。
…などという普通の話はこれぐらいにして、すごく個人的なツボの話をすると、この庭は園路がツボです。ちいさな庭なのに。しかも、面白い路が3種類もある。有名な切り石の飛び石のところと、門の向こうで曲がる飛石の路と、そして池の上の渡し板の路。
【基本情報】
・施設の性格:
仏教寺院(塔頭寺院)
・作庭年代:
室町時代(書院南庭)、江戸時代(方丈前庭)
・所在地:
〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86−8
・アクセス
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分
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