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曹源寺庭園

更新日:2023年12月12日

【曹源寺について】

岡山県岡山市にある曹源寺(そうげんじ)は臨済宗妙心寺派の寺院。岡山藩主池田綱政が1698年(元録11年)に建立した池田家の菩提寺で、「備前第一の禅寺」とも言われる大きなお寺です。総門前の参道はマツ並木になっており、総門から本堂まで200mほどの路はスギ林を通っています。


総門から続くスギ林
総門から続くスギ林


本堂背後には池田家代々の墓所があり、国の史跡に指定されています。造営を指揮したのは、閑谷学校後楽園の造営にも携わった岡山藩士 津田永忠です。

現在曹源寺は岡山市街から近い紅葉の名所として知られています。紅葉する木は少ないのですが、山門と紅葉、スギと紅葉の取り合わせが美しく、岡山のフォトグラファーに人気です。

また、現在も修行僧を受け入れており、複数の外国人修行僧がいます。


【庭について】

書院のすぐ東に枯山水、その東に池泉庭園があります。

庭に行くには本堂手前で右に曲がって細道に入ります。


曹源寺書院付近の路
曹源寺書院付近の路


池泉庭の方を説明すると、山麓に池があり、山の続きのような形で高さのある出島が突き出しています。この出島を中心に石が配されています。

出島
出島

この半島があるのは書院側から見てほぼ正面です。

書院書院側から見た
書院書院側から見た

池の脇から出島の頂部(涸れ滝あり)まで細い路があり、少しだけ山を歩くことができます。

池の脇から山へ入る
池の脇から山へ入る

山路の風景
山路の風景



この庭は重森三玲の『日本庭園史大系』でも紹介されています。また山陽新聞社編『中国・四国の庭』『岡山の名庭』でも取り上げられています。

​(2018年11月訪問、2021年1月再訪。情報は訪問時のものです)


【基本情報】

・施設の性格:仏教寺院

・作庭年代:江戸時代

・庭の性格:主に書院から見る庭(現在書院は非公開)、山の部分を歩くこともできる

・所在地:〒703-8271 岡山県岡山市中区円山1069

・アクセス:

岡山駅からバスで25分 「曹源寺」バス停下車

・公開状況:公開(有料)

【外部サイト】

曹源寺-おかやま観光ネット (岡山市公式観光情報サイト)




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