

日本の庭園と眺望
庭園と眺望について、昔の人はどう考えていたのでしょうか。それがわかる1つのエピソードが『今鏡』に残されています。登場人物は白河上皇と、『作庭記』の著者とされる橘俊綱です。 【白河上皇と橘俊綱の会話に見る庭園観】 白河院、一におもしろき所は、いづこかあるとゝはせ給ひければ、一...
2023年2月11日


階段・石段
階段と石段のギャラリーです
2023年1月9日


ちょっと高いところから
建物の2階や反り橋の上、段状になった庭の上の段…その他ちょっと高いところから見た庭の姿。
2022年10月17日


園路集:寺院と離宮
園路のギャラリーです 【寺院】 ・南禅院庭園 南禅院は山に半分めり込んだように存在するお寺で、山の部分の園路は幽邃な趣があります。 ・天授庵庭園 天授庵庭園には興味深い園路があります。 よく紹介されるのは東庭の直線的な路です。...
2022年8月28日


庭園意匠: 境界とへり
通路部分とそれ以外など、庭園内にはさまざまな境界があります。 そのような境界のなかから気の向いたものをピックアップしてみました。 【境界ピックアップ】 ・通路とそれ以外(植栽など) 慈照寺庭園では通路と通行不可の部分がはっきりと区別されています。 慈照寺庭園...
2022年2月23日


借景は見せたいものだけを見せる
日本庭園の良く知られた技法に借景があります。外の景色を庭の景色として取り入れる技法です。 その事例に当たると、外の景色をそのまま見せるのではなく見せ方をコントロールしていることが分かります。 今回はそのような事例を紹介しましょう。 【 借景の事例 】 円通寺庭園の場合。...
2022年2月23日


庭はいつだって「ここではないどこか」
庭には時代時代の、あるいは集団のあこがれや願いが反映される。そういう意味で庭はいつも「ここではないどこか」なのだ。 多分一番有目なのは浄土式庭園が西方浄土を表すという話だろう。西方浄土は阿弥陀如来が住むという浄土で、仏教における理想世界の1つだ。 平等院庭園の「浄土」...
2022年1月22日


庭の撮り方について考えたこと
1.発想的なこと 2.技術的なこと、小技的なこと 【発想】 人を入れる 人の姿を入れることで臨場感、スケール感等を出す 天龍寺庭園と人のシルエット 商いと暮らし博物館の座敷、庭、人形 岡山後楽園の山と人 写っている人の後について奥に進むようなイメージで撮る...
2022年1月15日


庭園意匠:斜め
ちょっと斜めの石 大徳寺龍源院 北庭 斜めの石 斜めの石 粉河寺庭園石組 斜めの石 龍吟庵庭園 斜めの石 旧芝離宮恩賜庭園 斜めに配置 桂離宮 アプローチの飛び石 建物に対して斜めのアプローチ 桂離宮 書院へのアプローチ 斜めのアプローチ 龍吟庵 門へのアプローチ...
2022年1月10日


庭園意匠:水平と垂直
本楽寺庭園 遠景の山、吉野川、庭の端、延段、縁側という何重にもなった横ラインに対して、立石だけが縦のラインです。 本楽寺庭園 志度寺書院庭園 縁側と平行な低い島があり、。縁側や生垣のラインと合わせて水平が強調されています。 志度寺書院庭園 立石と横石(東福寺方丈庭園)...
2022年1月1日