2021年7月7日
披雲閣庭園は迎賓の庭
【披雲閣について】 香川県高松市、高松城(別名玉藻城)三の丸に建てられた披雲閣(ひうんかく)は、大正6年完成の和風豪邸。造ったのは江戸時代に高松城主だった松平家ですが、旧大名家が近代になって城内に屋敷を作ったという珍しい例になっています。...
2021年7月3日
圓通寺庭園(京都市)
【圓通寺について】 大悲山圓通寺(えんつうじ)は臨済宗の仏教寺院。もともとこの場所にあったのは後水尾上皇の山荘(幡枝御殿)で、上皇は比叡山の眺めが最も優れた場所を探してこの場所を選んだとされる。その後1678年に寺になり、皇室の祈願所となった。...
2021年6月15日
頼久寺庭園
【頼久寺について】 岡山県高梁市にある臨済宗寺院 頼久寺(らいきゅうじ)は足利尊氏が諸国に命じて建立させた安国寺の一つ。もとの寺号は安国寺だったが、16世紀にこの辺りを治めた上野頼久によって再興されたので頼久の死後安国頼久寺と改名した(現在は単に頼久寺と呼ばれることが多い)...
2021年6月15日
洲崎寺「源平の庭」は屋島の戦いモチーフ
【洲崎寺と屋島の戦い】 香川県高松市にある洲崎寺(すさきじ)は空海創建と伝わる真言宗寺院。近くには牟礼石あかりロードや手打ちうどん山田屋もある。 源平の古戦場として知られる屋島から近く、屋島の戦いの際には源氏方の死傷者が運びこまれた。その中に、義経の身代わりになって死んだ...
2021年6月12日
大徳寺龍源院の庭園
大徳寺の塔頭である龍源院(りゅうげんいん)には4つの庭がある。 方丈の南庭が一枝坦(いっしだん)で昭和時代のもの。モチーフは古典的な蓬莱鶴亀だが、亀島が単純化、抽象化されているのが現代らしい。よく見ると砂紋の深さに段階がある。...
2021年6月12日
大徳寺瑞峯院の庭園
大徳寺瑞峯院(だいとくじ ずいほういん)は臨済宗大徳寺派の寺院で、大徳寺の境内にある。大徳寺で普段から公開されている四塔頭の一つ。創建の年代は1533年から1556年まで諸説ある。大友宗麟が自分の菩提寺として建てさせた寺で、宗麟夫妻の墓がある。 【庭について】...
2021年6月9日
暁雨館庭園は小林一茶ゆかりの庭
庭について調べているとついでにほかの何かを知ることがよくあります。 例えば愛媛県の庭園を調べている時に、小林一茶 (なんとなく東国のイメージがあった) が四国に来ていたことを知りました。 今回紹介する庭は小林一茶が四国に来た時に立ち寄ったという庄屋屋敷の庭です。庭があるのは...
2021年6月9日
志度寺庭園
補陀洛山志度寺 (ほだらくさん しどじ)は四国霊場八十六番札所。浄瑠璃の演目「花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」の舞台。 室町時代に造られた曲水の庭と 重森三玲 による枯山水がある。なお、本堂と仁王門は国指定重要文化財。 【曲水の庭】...
2021年6月9日
本楽寺庭園
【本楽寺について】 徳島県美馬市(みまし)にある本楽寺(ほんらくじ)は真言宗御室派の寺院。後述する庭で有名。 【庭について】 庭は吉野川を見下ろす高台にあり、川を借景にした枯山水。川を借景にした庭は珍しいし、雄大に見える。...
2021年6月7日
南禅寺金地院庭園
京都でも人気の観光エリアの1つ、南禅寺界隈。南禅寺に向かって歩いていくと、中門の手前の右側に少し引っ込んで地味な門があります。南禅寺を目指す観光客は多くが素通りしますが、これこそ庭の世界では有名な金地院(こんちいん)です。 【金地院について】...