2021年5月31日
芬陀院庭園
芬陀院は東福寺の塔頭の一つで鶴亀モチーフの庭が2つある。 南庭は雪舟作と伝わるが資料はない。向かって左の石組が鶴、右が亀だそうだが、鶴島は隅に寄っていて小さい。亀島が主体のようだ。この亀島、2段の基壇と石で亀の甲羅を象徴しているようだが、背中のてっぺんに立石があるので一瞬こ...
2021年5月31日
三瀧寺境内の苔と斜面と紅葉
【三瀧寺について】 紅葉の名所として知られる三瀧寺(みたきでら)は広島市の西部、宗箇山(そうこやま)中腹にある真言宗寺院です。山の名前は茶人で戦国武将の上田宗箇がこの山に松を植えたことにちなみます。 【三瀧寺境内について】...
2021年5月31日
龍安寺方丈庭園がわからない
[わからん] あまりにも有名だが、あまりよくわかっていない庭。時代も作者も確定していないし、庭全体のテーマも、個々の石が何を表しているのかもさっぱりわからない。そして、この庭のどこがどうよいのか、事実から積み上げる形で説明されることがあまりない。...
2021年5月31日
慈照寺庭園
【慈照寺について】 銀閣寺として有名な慈照寺(じしょうじ)は臨済宗相国寺派の禅寺。もともとは室町幕府8代将軍足利義政の山荘だったが、義政の死後寺院となりました。銀閣(観音殿[かんのんでん])と東求堂(とうぐどう)の2つの建物は義政時代のもので国宝です。庭は特別名勝に指定され...
2021年5月31日
保国寺庭園
[重森三玲絶賛 伊予青石の庭]【要・事前連絡】 【保国寺について】 愛媛県西条市にある保国寺(ほうこくじ)は臨済宗東福寺派の寺院。文化遺産オンラインの解説によれば聖武天皇の勅願寺として創まり、建治年中(1275年頃)に禅寺に変わりました。 【保国寺庭園について】...
2021年5月31日
鹿苑寺庭園
【感想】 ・金閣以外にも、手のかかっていそうな松やいわゆる名石もあるなかなかゴージャスな庭(池には岩島があり、中島の岸にも目立つ石組がある)。あと龍門瀑もある。鯉魚石が1mくらいある大きなもの ・この時代の庭園はあまり園路には凝っていない...
2021年5月31日
南禅院庭園の古風と幽邃
【南禅院について】 京都市左京区の南禅寺内にある南禅院(なんぜんいん)は南禅寺の塔頭で臨済宗南禅寺派の寺院です。南禅寺始まりの場所ともいわれる古い寺で幽邃な雰囲気があります。 その歴史をたどると元は離宮で、1264年に当時の亀山天皇がこの地に離宮を建てたのが始まりとされます...
2021年5月31日
願勝寺庭園の龍門瀑を見るべき
[板状の青石が効いている] 個人的ポイント ・四国最古級 ・龍門瀑 ・角の立った青石 徳島県美馬市(みまし)にある願勝寺(がんしょうじ)は古い真言宗寺院。山門(明治期のもの)は国の登録有形文財、庭園は県指定名勝。 斜面を利用して龍門瀑を作った庭。この龍門瀑は、庭全体の規模...
2021年5月31日
天龍寺 曹源池庭園
龍門瀑と石橋が名高い庭園で、庭園史的にも重要。この辺りから庭園に禅の思想が入るようになり、ストイックな庭になるとともに、石に様々な意味を込めるので難解になる。天龍寺庭園の場合、「禅」らしいのは主に前述の龍門瀑と石橋。禅の庭というと枯山水を思い浮かべるかもしれないが、天龍寺は...
2021年5月31日
平等院庭園
[庭は昔から「ここではないどこか」を表す] 平等院(びょうどういん)は宇治川の近くにあり、もとは藤原道長の別荘だったが、その子頼通の時に寺院になった。平安時代に流行した浄土式庭園の、数少ない現存例。 池の西岸近くに島があり、この島に、東を正面として阿弥陀堂...