2023年7月13日
庭園と人文景観
庭のモチーフとなるのは自然景観とは限らず、田畑や路、町並みなど人が造った景観(人文景観)を造ることもあります 農作業をする人や道を往く人を配置して景観を演出することさえ行なわれました 【橘俊綱 伏見亭の人文景観】 早くも平安時代には、庭に人文景観を再現した例があります...
2023年7月7日
大日寺 (高知県) の庭
【大日寺について】 高知県香南市にある法界山大日寺 (ほうかいざんだいにちじ)は四国八十八箇所霊場の第28番札所。本尊は大日如来。 ご詠歌:露霜と罪を照らせる大日寺 などか歩みを運ばざらまし 寺は山の中腹にあります。麓のバス駐車場から30mほど登ったところに山門(近くに普通...
2023年6月29日
後楽園の路
見るだけの庭園とは違って、歩く庭園には園路の面白さがあります それは岡山後楽園もそうです 岡山後楽園は中央に芝生エリア、周辺に林と大まかに分かれていて、路の様子も違っています 【1.伸びやかな路】 岡山後楽園でまず目につくものの1つが、明るい緑の芝生と白い路の組み合わせです...
2023年6月23日
栗林公園で路の技法を学ぶ
歩く庭には歩く庭の演出と技法があります。それは見るだけの庭とは楽しみ方も方向性も違うからです。庭に使われている技法を見れば、庭の楽しみ方や庭の設計思想を考えるヒントになるかもしれません。 というわけで栗林公園を例に、歩く庭の技法、特に路の技法を見ていきたいと思います。...
2023年6月21日
法然院ガラス枯山水「つながる」
[アートとガラスと枯山水] 庭の方向性を乱暴に分ければ、楽しいもの、落ち着くもの、アート的なものがあります。枯山水はその中だとおおむねアート系のイメージ。ならば伝統的様式の枯山水ばかりではなく、もっと作家の主張や時代性の出たものがあってもよいのではないかと思います。というわ...
2023年6月19日
水辺コレクション
主に日本庭園の水辺のギャラリーです
2023年6月3日
庭のあるカフェ: 珈匠
[カフェに枯山水は合う気がする] 珈匠 (かしょう) は香川県に2店舗 (高松店、宇多津店)を持つカフェ。 店の造りは2店舗ともよく似ていて、広い道路に面した駐車場の奥に白壁の土蔵風(あくまで「風」) が横長に建っています。中に入るとレジ前に狭いスペースがあり、そこから左に...
2023年5月23日
The Naoshima plan「水」
[水を感じるアート] 瀬戸内海に浮かぶ周囲8kmの島、直島。現在ではアートの島として知られ、島内の3つのエリアに現代アートが点在します。 そのアートの1つ、The Naoshima plan「水」(香川県香川郡直島町)は建築家・三分一博志による建築作品ですが、建物の前後に庭...
2023年5月16日
2023年5月1日
耕三寺(4)境内の建築と配置など
[対称配置と高低差 ほか] 耕三寺紹介の続き(最後)。耕三寺には未来心の丘と聴聲閣が目当てで行ったのですが、現地に行くとほかにも様々なものが目についたのでここで紹介します。 建築と配置 その他 【建築と配置】 耕三寺中心部の建物群は日光東照宮などの有名建築を模したもので、極...