

桂離宮
今夜見る 月の桂の 紅葉の 色をば知らじ 露もしぐれも 智仁親王 【前説】 京都市街の西にある桂離宮(かつらりきゅう)は江戸時代初期に皇族の別荘として造営されました。庭園は江戸時代からすでに高名だったようで、小堀遠州の子孫が拝観を願い出たというエピソードがあります。書院群...
2021年7月6日


衆楽園
絲櫻 水にも地にも 枝を垂れ 山口誓子 【概要】 岡山県津山市にある衆楽園(しゅうらくえん)は、江戸時代初期に作られた池泉回遊式庭園。岡山県下の大名庭園としては後楽園に次ぐ2例目の名勝庭園で、作られたのは後楽園より早いとされる。名勝としての登録名は「旧津山藩別邸庭園(き...
2021年7月5日


小石川後楽園の起伏と笹
【前説:小石川後楽園について】 東京都文京区にある小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)は江戸時代初期、水戸徳川家が江戸に保有した屋敷(中屋敷、のち上屋敷)の庭。江戸時代の大名庭園のうち初期の例として重要です。 小石川後楽園 文化遺産オンライン 小石川後楽園...
2021年7月4日


兼六園は山歩きの感じがある
兼六園は金沢城の隣、舌状台地の先端近くにあり、台地の斜面と台地上の平らな土地にまたがる広い庭園。まずはこのような庭園となった経緯を見てみよう 【兼六園の歴史】 兼六園の歴史を簡単にまとめると、まず17世紀に台地の斜面下(現在の瓢池のあたり)に庭が造られ、19世紀前半にそれ...
2021年7月4日


圓通寺庭園(京都市)
【圓通寺について】 大悲山圓通寺(えんつうじ)は臨済宗の仏教寺院。もともとこの場所にあったのは後水尾上皇の山荘(幡枝御殿)で、上皇は比叡山の眺めが最も優れた場所を探してこの場所を選んだとされる。その後1678年に寺になり、皇室の祈願所となった。...
2021年7月3日


金刀比羅宮表書院庭園
「こんぴらさん」こと金刀比羅宮(ことひらぐう)は名勝象頭山(ぞうずさん)の中腹にあり、785段の石段(奥社まで行けば1,368段)で有名。その石段の500段目くらいのところに書院があり、江戸時代には儀式や応接の場所として使われた。金刀比羅宮には文化財建築がいくつかあるが...
2021年7月3日


倉敷物語舘(東大橋家)庭園
<倉敷美観地区観光の拠点に> 倉敷物語館(くらしきものがたりかん)は倉敷美観地区の入り口にある観光・文化施設。倉敷の旧家の一つ大橋家の分家、東大橋家の邸宅を改装し2009年にオープンした。敷地には長屋門、3つの土蔵、昭和期に造られた主屋があり、カフェ、展示場、貸しホールとし...
2021年6月29日


大橋家住宅で町家の生活と庭を知る
【大橋家について】 大橋家住宅(おおはしけじゅうたく)は岡山県倉敷市に保存されている町家で、主屋など4棟が重用文化財に指定されている。大橋家は水田・塩田開発で財を成した大地主で金融もおこなった。名字帯刀を許され、幕末には庄屋を務めている。...
2021年6月29日


童学寺「逍遥園」
【童学寺について】 東明山童学寺(とうめいざんどうがくじ)は徳島県石井町にある真言宗寺院。四国別格二十霊場二番札所。四国三十六不動尊霊場十一番札所。地元徳島県では藤の名所とされているようだ。近くには奈良時代前期にさかのぼる廃寺(石井廃寺跡:徳島県史跡)があるが、この石井寺が...
2021年6月28日


天赦園の複雑なみぎわ線ほか
【前説】 天赦園(てんしゃえん)は愛媛県宇和島市にある国指定名勝の庭園です。面積は約 12000 平方メートルで、庭の主要部は100m × 100m の正方形の中に入ります。 google マップで簡易測定したところ、池を一周する道が250mくらいでした。...
2021年6月26日